測量用UAV
UAV(ドローン)を使用して現場の上空から何枚(広さによっては何百枚)もの写真を撮影し、その写真をSfM/MVSという技術(ソフトウェア)を用いて結合させることで現場の地形形状を3次元データとして復元する測量方法で現場の3次元点群データとオルソ画像を一度に生成することができます。
田畑地域
土工整形地
現在i-constructionによるICT施工において最も一般的な現場の3次元化手法となっていますが、現場が草木で茂っている場合や、伐採前の山林など地表面が見えていない場所ではデータが十分に取得できないなどの制限があります。
3Dスキャナー
TLS(地上レーザースキャナー)を使用して現場の状態を誤差数mmレベルで3次元化することができます。地上据置型なのでUAVのように飛行制限区域や強風による制限を受けずに観測することができます。ICT施工の出来形計測にも使用可能です。
モルタル吹付の3次元計測。複雑な地形も3Dスキャナーで計測することにより、NO杭以外の任意の位置でも横断図を切ることが可能です。また平面図では計算できない斜距離での吹付表面積の計算をすることもできます。
一度計測しておけば経年劣化の定点観測や補修等の維持管理にもデータを使用することができます。
老朽化したトンネルの3D計測事例。計測したデータよりトンネル内部を様々な角度で表示することができます。事例ではトンネルを任意の位置で輪切りにしたり、トンネルを縦にスライス表示し、レーザー光は水に濡れていると反射しないという特性を逆手にとって内部の漏水箇所を視覚的に表現しています。
被災箇所に近づかなくても災害現場を計測可能
水が溜まりやすい箇所を調査する舗装高低差マップ
新設道路の出来形計測
搬出した土砂の体積をメッシュ法によって計算
UAVレーザー
UAV(ドローン)に3Dレーザースキャナーを搭載して空中からレーザー測量を行うことによって1度の測定で広範囲に、さらに移動しながら測るため植生下であってもある程度レーザーがすり抜けて地表面のデータを取得することができます。
事前に飛行計画を作成
現場でドローンを組み立てる
周囲の安全を確認し飛行開始
解析後の点群データ。2フライト・およそ30分で約6haを計測。取得した点群データは圃場整備の計画であったり山間部であればコンターを作成し傾斜の状況を視覚的に把握することによって3Dモデルでの造成地の計画策定に利用するなどまさに現場をまるごとPCに取り込んだように扱えます。